バリ島ガイドーバリ島の海外観光客受け入れ再開

総領事館からのお知らせ:安全対策情報等:10月

【総領事館からのお知らせ:安全対策情報:10月】平成25年10月16日(総13第26号)
引用先:在デンパサール日本国総領事館

1 治安情勢


10月4日~8日にバリ島ヌサ・ドゥア地区で開催されたAPEC閣僚会議及び首脳会議に際し、治安当局による大々的な警備体制が敷かれ、同地区への立ち入りや交通規制が実施されました。 10月4日、バリ島タバナン県で手投げ弾と思われる爆弾が爆発して、14歳の男児が死亡し、13歳の男児が重傷を負う事件が発生しました。当局によれば、APECとは関係なく、テロではない由です。なお、同爆弾が発見された現場近くでは、陸軍特殊部隊による演習が行われていましたが、同爆弾との関係は否定されており、同爆弾の背景は明らかとなっていません。

2 一般情勢


(1)バリ島におけるインフラ等の整備
9月23日、APEC首脳会議を前にして、ユドヨノ大統領が出席して、バリ島南部(ヌサ・ドゥア地区、空港、ブノア)を結ぶ海上高速道路の開通式が行われました。
また、10月9日、ングラ・ライ国際空港の新しい国際線ターミナルの通常利用が開始されました。しかし、同ターミナル内では、工事継続の箇所もまだ残されており、到着又は出発する利用客がカウンター等にて長時間待たされるなど、当面、空港当局の対応に混乱も予想されますので、時間等に余裕をもって行動するなどの注意が必要です。
(2)社会団体組織間の抗争
デンパサール市、バドゥン県、タバナン県等を本拠とするバリ島の社会団体組織の間の抗争事件がこれまでも散発的に発生していますが、10月14日、デンパサール市北部のウブン(Ubung)地区において、「Laskar Bali」及び「Baladika」所属員同士の抗争事件が発生し、3台のオートバイが破壊される事件が発生しました。なお、これらの組織は、駐車場料金やみかじめ料を徴収し、Preman(暴力団)と呼ばれる所属員で構成されています。
(3)外国人が被害者となる凶悪犯罪
10月10日、シンバラン地区の高級住宅街に凶漢が押し入り、住人のロシア人女性の頭にセメント資材をぶつけて重傷を負わせ、その後、暴行を行う凶悪事件が発生しました。犯人は空き地であった同住宅裏の塀から屋根に登り、敷地内に侵入した模様です。なお、同住宅は同住宅街の外れの静かな場所に位置していましたが、警備員はいなかった由です。

3 邦人事故・事件関係


(1)空き巣被害
10月13日、南デンパサールの邦人宅で、家族全員でバリ日本語補習校の運動会に外出していた時間帯に空き巣に入られ、住宅内部が荒らされたほか、相当額の現金を盗まれる被害が発生しました。同邦人によれば、門や玄関は施錠していたものの、飼い犬や猫の出入り用として壁に取り付けていた窓から侵入したと見られるとの由です。邦人の皆様には、今一度、住宅の防犯対策の再確認をお勧めします。
(2)滞在許可の更新手続
最近、長期滞在許可(ITAS)や文化社会滞在許可(Sosial Budaya)等の滞在許可をお持ちの邦人の方が、同許可の取得・更新の手続き等を依頼した出入国許可関係手続き代行業者との間で、滞在許可が更新されておらず、不法滞在状況となっていた等のトラブルとなるケースが見られます。
入管当局側はなるべく申請者本人が手続きを行うよう勧めています。代行業者に手続きを依頼する場合は、少なくとも、信頼のおける業者を選定する、契約書は必ず取り交わす、業者に手交する旅券等の重要書類はコピーを取り置くことをお勧めします。今一度、お持ちの滞在許可をご確認ください。
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