バリ島ガイドーバリ島の海外観光客受け入れ再開

総領事館からのお知らせ:安全対策情報等:9月

【総領事館からのお知らせ:安全対策情報:9月】平成25年9月18日(総13第23号)
引用先:在デンパサール日本国総領事館

1.治安情勢

8月上旬から中旬にかけて、首都ジャカルタ周辺で警察官がバイクに乗った男に射殺される事案が複数発生しました。テロリストが相次いで警察に逮捕・射殺されている状況、また、
警察官が犯行の対象とされている状況から、イスラム過激派による仕業の可能性が指摘されています。
なお、バリ州においては、本年に入ってからテロ等に関わる事件は発生していませんが、引き続きテロ関連情報にはご注意ください。

2.一般情勢

(1)APEC首脳会議等開催に伴う交通規制等
10月4日~8日にかけて、バリ島においてAPEC閣僚会議及び首脳会議が開催されます。これに伴い、同期間中にはヌサ・ドゥア地区への出入りが規制され、周辺道路の交通規制が行われます。また、各国首脳の特別機が発着する前後の以下の時間帯は、ングラ・ライ国際空港が一時閉鎖され、商業便の運行ができないことが発表されています(時間帯は今後変更される可能性があります)。

10月6日(日)10:00~20:00
10月8日(火)13:00~20:00
10月9日(水)07:00~14:00

なお、上記は空港の一時閉鎖の日時で、上記以外の時間帯の定期航空便の運航の有無等の詳細は、各航空会社等にお問い合わせください。
(2)麻薬・薬物に関する注意
バリ州警察によれば、麻薬・薬物犯罪が増加しており、本年1月から7月までの間で関連犯罪により逮捕された容疑者は550人(うち、外国人11人)に上る由です。クタ等の繁華街においては、麻薬の売人による押し売りのほか、警察によるおとり捜査も行われています。安易な気持ちで麻薬・薬物に手を出すことは絶対にお止めください。

3.邦人事故・事件関係

(1)ングラ・ライ国際空港内の悪質ポーター問題
7月から8月にかけて、空港内のポーターが、旅行者が依頼していないにもかかわらず、無理矢理スーツケースをターンテーブルから税関検査場まで運び、荷物1個につき1,000円~2,000円相当の法外な料金を請求する事案が複数報告されています。スーツケースに付された旅行会社のタグを目印として、邦人旅行者を狙っているものと思われます。
総領事館からは、直ちに空港当局へ抗議し、改善の申し入れを行いました。仮に被害に遭われた場合には、当該ポーターの人物を特定するための情報(ID番号や氏名等)をメモし、旅行会社や総領事館へお知らせいただければ幸いです。
(2)タナロット寺院におけるスリ被害
8月17日夕刻、バリ島観光名所の1つであるタナロット寺院において、邦人旅行者が観光中、鞄に入れてあったポーチをすられ、旅券、現金、クレジットカードなどが盗まれまし
た。同寺院では、去る6月23日にも同様の被害が発生しています。くれぐれも、旅券をはじめとする貴重品の管理には十分にお気を付けください。
(3)ひったくり被害
9月3日午後3時頃、デンパサール市内において、在留邦人が自宅前の路上に車を停めて門扉を開けようとしていたところ、バイクに乗った2人組の若い男に鞄をひったくられ、現金、クレジットカード、運転免許証等が盗まれる被害がありました。

(4)いかさま賭博(以前はトランプ詐欺と呼ばれていたもの)
いかさま賭博に関する以下の事案が発生しています。8月10日午後1時頃、邦人旅行者が1人でサヌール地区の大型スーパー(ハーディーズ)付近を散策中、中年女性から声を掛けられ、仲良くなったところで「自宅でご飯をごちそう
する」と誘われて一緒に女性の自宅へ行きました。昼食後、中年男性が現れて「カードゲームで勝たせてあげるから、勝ったお金を山分けにしよう」といかさま賭博に誘われました。
すると、賭博の相手も来てカードゲームが始まり、旅行者がいかさまで順調に勝ち続け、最終ゲームとして賭け金が約200万円という大勝負を行うことになったところで、賭博の相手が「私が勝った場合、本当に支払いができるのか実際に現金を見たい」と言い出し、見せ金の現金を準備することになりました。旅行者はそれを手伝うように頼まれ、クレジットカードでキャッシングをすることになりました。その後、全ての見せ金が準備できるまでの間、旅行者は一旦ホテルで待機することになりましたが、そこで不安になって一緒に旅行している友人へ相談したところ、友人から、これは詐欺でこれ以上かかわらない方が良い旨の助言があり、以降、相手と連絡を取らず、結果として総額約7万円を相手に渡したまま帰国しました。
『いかさま賭博』は、総領事館ホームへージの「安全情報」でも注意喚起をしておりますが、犯人グループは、旅行者が断れないよう巧みな手口で誘い込みます。賭博はインドネシアでも違法とされ、この件に関する警察の姿勢は、“被害者”より“賭博の共犯者”となる要素が多く、捜査による犯人検挙、被害の救済は困難なのが現実です。こうした違法な手段を用いた儲け話に手を出さないことはもとより、見知らず者に声を掛けられた場合には十分にご注意ください。

(5)旅券の紛失盗難
旅券の紛失盗難の届出が増加しています。その多くが単純な置き忘れや注意不足によるものです。旅券は海外ではご本人の身分を証明する最も重要な書類です。車中に放置したり、抜き取られやすい場所に入れない等の厳重な管理をお願いします。

以上

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