【総領事館からのお知らせ:安全対策情報等:9月】
平成26年8月15日(総14第18号)
在デンパサール日本国総領事館
※犯人からすれば、深夜・早朝の繁華街及びその周辺で(=酒に酔っていて無防備)、道路を歩いている(=犯行が容易)、女性旅行者グループ(=仮に抵抗されても力ずくで犯行可能で逃走も容易)は、格好のターゲットです!
【被害に遭わないためには】
①深夜の外出は控える
②徒歩での移動は極力避け、周囲の警戒を怠らない
③不審な人物につけられている気配を感じたら、警備員のいる店等に助けを求める
(2)ナイトクラブ内でのスリ被害
9月3日及び6日のいずれも深夜1時過ぎ、クタ地区のナイトクラブ内において、邦人旅行者が旅券・現金等を抜き盗られる被害が2件報告されました。
繁華街のナイトクラブでは、深夜まで多くの外国人観光客で賑わっていますが、店内が混雑している上に、飲酒や開放的な雰囲気から客の防犯意識が薄れることもあり、こうしたスリや置き引きの被害に遭い易い場所とも言えます。右リスクを十分認識の上、行動することが大事
です。
(3)クレジット・カードの不正使用事案
本年3月に旅行で当地を訪れた邦人夫婦から、最近ご相談があった事案です。同夫妻が旅行中、クタビーチで「ワヤン」と名乗る男に日本語で声を掛けられ、男の車でサーフィンと買物へ連れて行ってもらいましたが、サーフィン中、男は同夫妻の手荷物(カード在中)を車に載せたままいずれかへ行き、しばらくして戻ってきました。その際に手荷物に異常はありませんでしたが、日本へ帰国後しばらくしてから、カード会社から身に覚えの無い請求(計約20万円分の買物)があり、カードが不正に使用されていたことが判明したとの由です。今回不正使用されたカードは、予備で持参した全く使用していないカードで、また、不正使用額が高額であったことから、被害者はすぐに本件に気づいた由です。この手口は、犯行の発覚を気づかれ難くする(又は遅らせる)ための巧妙な方法で、潜在的に同様の被害が発生している可能性もあります。見知らぬ者からの甘い誘いと各種カード類を含む貴重品の管理には十分に御注意下さい。
(4)旅券の有効期間に関する注意
8月27日、他国を経由して当地へ入国しようとした邦人旅行者が、旅券の有効期間の残存が6ヶ月未満であったことを理由に入国を拒否される事案がありました。
インドネシア入管局の規則により、旅券の有効期限が6ヶ月未満の場合は入国は認められていません。また、これ以外の入国拒否事例として、空港で到着ビザを取得して入国しようとした邦人旅行者が、旅券に査証(VISA)シール添付及び入国スタンプを押すための無使用のページが残っておらず、入国を拒否される事案も過去に発生しています。ついては、旅券の「有効期限(6ヶ月以上必要)」及び「査証ページの残存(最低でも1ページ以上必要)」には御注意下さい。
4.その他(国内線出発ターミナルの変更)
ングラ・ライ空港の国内線出発口は、昨年10月にオープンした国際線新ターミナル1階の一部を利用する暫定的な運用がなされてきましたが、空港公団によれば、旧ターミナル(国際線)の改装が終わり、来る9月17日から、同ターミナルへ国内線出発口を変更する由です。
以上