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総領事館からのお知らせ:安全対策情報等:2015年2月

  • 2015.2.13

【総領事館からのお知らせ:安全対策情報等:2月】

平成27年2月13日(総15第04号)

在デンパサール日本国総領事館

1.治安情勢

イスラム過激派組織のISIL(イラク・レバントのイスラム国)を名乗る人物による過日の邦人殺害事件は、各国のメディアでも多く取り上げられており、国際的に非常に注目を集めていた事件であることや、
ISILやISILの主張に賛同しているとみられる者によるテロが世界各地で発生していること等を踏まえれば、日本人、日本企業、及び、日本人学校等の我が国の関係機関や組織がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。バリ州警察本部によれば、当地では、今のところISILを含む具体的なテロの情報は確認されていない由ですが、インドネシア国内にもISILを支持する過激派が少数存在していることもあり、テロリスト等の動向に引き続き厳重な警戒態勢を保持しています。ついては、右情勢を十分認識し、誘拐、脅迫、テロ等の不測の事態に巻き込まれることのないように、最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め、日頃から危機管理意識を持つとともに、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けてください。

2.一般情勢

(1)デング熱
バリ州保健当局は、現在、デング熱(蚊が媒介するウイルス性疾患)の患者数が急増中で、2月から3月の間にも流行のピークを迎えるとみられていることから、住民に対して蚊が繁殖しない環境づくりを呼び掛けています。また、当地在留邦人の間でも、デング熱の感染が急増しているという情報も寄せられています。平素からの防蚊対策に努めるとともに、感染が疑われる場合(急激な発熱の繰り返しや体の節々の痛み等)は、早期に病院で検査を受けることをお勧めします。
(2)麻薬・薬物犯罪
1月18日、インドネシア当局は、麻薬・薬物犯罪で死刑を宣告されていた受刑者(外国人5人とインドネシア人1名)計6人に対して刑を執行しました。また、引き続き、同種の死刑囚へ刑を執行するとしており、政府は麻薬・薬物犯罪に対する厳しい方針を堅持しています。麻薬・薬物犯罪には厳しい刑罰が科せられます。絶対にこれらに関わらないようにして下さい。

3.邦人事件・事故関係

(1)集団による路上強盗及びスリ被害【特に要注意】
年末年始以降、クタ地域レギャン通りにおいて、邦人を含む外国人旅行者が、集団に取り囲まれて所持品を奪われる被害が多数(警察によれば少なくとも1日3~5件)発生しています。当館より、警察に対して警戒強化の申し入れを行っていますが、レギャン通りで見知らぬ者(特に若い男)から声を掛けられた場合には、単なる勧誘ではなく、背後や付近に共犯者がおり、こうした犯行を企図している場合もあるので、十分に御注意下さい。なお、最近報告された邦人旅行者の被害は次のとおりです。
【路上強盗被害】
1月17日午前4時頃、邦人男性旅行者2名がレギャン通りを歩いていたところ、複数の若い男に取り囲まれ、話し掛けられているうちにウエストポーチの中身を奪われそうになったため、被害者が抵抗するも犯人に力ずくで押さえつけられ、現金等を奪われた。
【スリ被害(2件)】
1月31日午後9時30分頃、邦人女性旅行者2名がレギャン通りを歩いていたところ、ナイトクラブ前の路上でたむろしていた若い男4人組に取り囲まれ、バイクタクシーのしつこい勧誘を受けているうちに、鞄から旅券等を抜き盗られた。2月7日午後8時30分頃、邦人旅行者カップルが、レギャン通りの歩道が細くなったところで、若い男2人組に声を掛けられると同時に行く手を阻まれたため、それを無視して通り抜けようとしたところ、犯人に制止されて鞄から財布と旅券を抜き盗られた。
(2)ひったくり被害(2件)
1月26日午後10時頃、デンパサール市内の路上を歩いていた邦人男性旅行者が、また、1月27日午前3時頃、クタ地区でオートバイ後部に同乗していた邦人女性旅行者が、いずれも後方から近づいたオートバイに乗車した2人組に鞄をひったくられる被害が報告されました。ひったくりは、日常的に発生しており、被害者が転倒して負傷するケースも発生していますので、ひったくりに対する警戒を怠らないようにして下さい。
(3)車上狙い被害
2月3日午後5時頃、サヌール地区のビーチへ通じる路地において、邦人旅行者がオートバイ座席下の収納部分に鞄を収納し、ビーチで友人と談笑していたところ、座席部分がこじ開けられて鞄(現金、旅券等)を盗まれる被害に遭いました。犯人は、被害者の行動を見た上で犯行に及んだものと思われます。少しの時間でも、また、すぐ近くにいる場合でも、車やオートバイの中に貴重品を置いたままにしないよう御注意下さい。
(4)空き巣被害
12月下旬から1月上旬の間、ウブド地区において、在留邦人が一時滞在先(ロスメン)室内に保管してあった現金48万円が盗まれる被害が発生しました。状況から本件は空き巣被害と思われますが、鍵の破壊等の侵入形跡が認められなかったことで、被害者はすぐには被害に気づかなかった由です。平素からの各種住居防犯対策はもとより、貴重品の保管・管理方法を今一度御確認下さい。
(5)Telcomselを称する犯人グループによる振り込め詐欺被害1月26日、在留邦人の携帯電話に電話通信会社Telcomselを名乗った者から「懸賞金2億ルピアが当たった」旨のSMSが送られ、同人は、SMSへ記載されていた偽のホームページへアクセスするなどし、結果として6回にわたり計約50万円相当の金額を犯人の指定口座に振り込む詐欺被害に遭いました。当地の携帯電話には、電話やSMS等により、「車が当選した」「懸賞金が当たった」など甘い話で、或いは、警察官など身分を偽り被害者の心配を煽って、何らかの名目で金を振り込ませようとする詐欺が散見されますが、こうした内容を信用しないよう御注意下さい。
(6)交通事故
バリ州中部の幹線道路において、邦人旅行者が同乗した車が交通事故に遭い、邦人が負傷する事案が発生しています。車の後部座席等に同乗する場合であっても、シートベルトを着用するなど、身の安全に努めるよう心掛けてください。また、海外旅行保険等に加入しておくことをお勧めします。

以上